助成金の目的と地域性による影響

助成金の目的は地域で異なる

基本的に助成金には、厚生労働省主導の雇用支援系助成金と経済産業省主導の研究開発系助成金があり、助成金の多くは厚生労働省主導の雇用支援系助成金に属し、経済産業省主導の研究開発系助成金及び経済産業省から地方自治体へ委託された研究開発系助成金は主流ではありませんが、厚生労働省主導の雇用支援系助成金が雇用支援を目的としている性質上、用途が限られる一方で、経済産業省や地方自治体主導の研究開発系助成金の場合、地域のニーズに応じ、助成金の用途にも多少の融通が利きます。

なぜなら、厚生労働省主導の雇用支援系助成金は労働者への支援に特化しているのに対して、経済産業省や地方自治体主導の研究開発系助成金には労働者の支援を広義に行うだけの余地が与えられているからに他なりません。

地域性による助成金の違いの有無

助成金の目的が労働者への支援にあることは明白であり、多少の融通は聞かせる余地があっても、助成金の本旨である労働者のための支援という大前提が翻ることはありませんが、全ての助成金が一律に労働者支援のみに特化してしまうと、地域性の違いを度外視した一律の助成金しか給付できず、地域のニーズを汲み取ることができなくなってしまうでしょう。

そのため、助成金には労働者の支援に特化したものだけでなく、ある程度は地域性を反映させる余地のあるものもあり、地方自治体が地域のニーズに応じた助成金の給付を行っているわけですが、つまるところ、地方自治体主導の研究開発系助成金には地域性が生じる余地があって、地域性が助成金に反映される以上、助成金には地域性で違いがあるのです。